マイナス金利と個人向け国債

銀行に利子を支払う!?

一般的に私たちが預金をするとそれに対して利子が付きます。
これは、金利がプラスであるためで、もしも金利がマイナスとなると私たちが預金をすることで銀行に利子を支払わなければならない状態になります。
これが、マイナス金利と言います。

実際には、個人の預金がマイナス金利になり、支払いが発生するということは起こりません。
マイナス金利という現象が起きるのは日本銀行と金融機関とのやり取りの中で起こることです。
金融機関はそれぞれ日本銀行に口座を所有し、お金を預けています。
今預けている分には通常の金利がつくのですが、これから新規に預ける分についてはマイナス金利が適用されていきます。

このようなマイナス金利が起こると私たちの生活への影響がどのようになるのかがきになるものです。
マイナス金利になると、金融機関は日本銀行にお金を預けることを避けようと考えます。
そうすると、日本銀行にお金を預けるのではなく企業に貸し出して利子を得たり、新しい商品を打ち出して利益を得ようとしたりするようになります。
すると今まで日本銀行に預けられていたお金が市場に出回るので、経済が活性化して景気が回復する効果が期待できるのです。

マイナス金利と個人向け国債

国債というのは、国の債権、借金です。
国が資金集めをするために、債権を発行して購入してもらい政策の資金を工面しています。
株が企業に投資するように、国債を買うということは国に投資をしているということと同じなのです。

企業に投資をすると利子を得ることができるように、国債にも利子が付きます。
年に2度利子を受け取ることができ、満期になるまで手元に残しておけば購入した代金も戻ってきます。

満期になるまでに事情があって手放す場合にも個人向け国債ならば元本割れをすることはありません。
ただし、中途解約にはペナルティがあり、過去2回分の金利を返還しなければなりません。

このようにリスクの少ない個人向け国債ですが、マイナス金利になるとなおさら購入のメリットが増えます。
マイナス金利が発表されると銀行の預金の金利が下がります。
個人向け債権の金利は下限があり0.05パーセントとされています。

通常時には、この金利はとても低い数字であるために個人向け債権を行うよりは銀行に預けていた方が良いと言われます。
しかし、マイナス金利になり銀行の預金の金利が下がると個人向け債権の下限利率を下回るため個人向け投資の方がお得となるのです。

2016年の2月に変動型10年債権の利率が下限の0.05パーセントになりましたが、これ以上は下がることはありません。
それに対して、現在のメガバンクの普通預金の金利率が0.02パーセントと考えるとこの差はとても大きなものですし有効活用したいものです。

現在では個人向け国債の取り扱いは郵便局や銀行、証券会社だけでなく、ネット証券でも購入ができます。
特にネット証券ではキャンペーンが行われていることが多く、お得なものもありますから購入の際には検討することもオススメです。