企業のオーナーの一員
株とは、企業が事業の資金を得るために株券を発行して投資家に買ってもらうことで、株を買ってもらうことで事業を行うための資金を得ます。
企業は、この株を買ってもらってできた資金や企業の利益を用いて事業を拡大して利益を出すということを行っています。
そして、そこで得た利益の一部は株主に配当金として還元されます。
このような投資は小規模なものから行うことができるため、企業の重役とかでなく一般人でも行うことができ、株の購入によってその企業のオーナーの一人になることができます。
最近では社会の仕組みや経済の仕組みを学ぶために学校の授業でも株式の購入をする授業を導入している学校もあります。
このような授業で実際に株を購入してお金を動かすことは、教科書に出てくる言葉や説明を実際に体験することができ深く理解ができますし、興味を持つことができるため、授業に導入している学校が増えています。
昨今の不況の中で、低金利や年金受給問題、終身雇用制度の崩壊といったもので老後の生活がお不安視されており、自分で資産を運用することが検討されています。
株はその中でも手軽に始めることができ、なおかつ少額投資で始められるということで試しにやってみようと考える人も多くいます。
株の始め方
株を買うには、まず最初に証券会社に自分の証券口座を開設することから始めます。
この証券口座というのは銀行口座のようなもので、これがなければ株取引自体が行えません。
最近の証券会社というのはネット証券が主流となりやり取りが手軽になった上に手数料も口座管理料も大きく値下がりしています。
口座への入金についても手数料が無料のところもありますから、自分の使い方にあった証券会社を比較検討して選んで、少しでも手数料でのロスを減らすことが利益を出すために大切です。
証券口座を開設したら、株の売買をするために口座に入金をします。
入金後、株を購入するのですが、そこで損をしない値上がりが見込める株を選ぶ必要があります。
取引に慣れるまでは、知っている企業や成長著しい企業の株を購入しておく方が安全性が高いです。
購入する株が決まったら、証券会社に注文を出します。
この購入の仕方はお店で欲しいものを注文するのと同じような流れで、欲しい株を何株購入するのかを注文して伝えます。
この際、購入の仕方が二つあり、成り行き注文といういくらであっても購入するという方法と自分で買う価格を決める指差注文とがあり、どうしても欲しい株であったら成り行き注文で少し高めに注文して入手するという方法があります。
出した注文の取引が成立することを約定と呼び、約定するとその株が自分のものとなります。
ここで、取引が成立しなければ購入のために支払っておいたお金は戻ってきます。
購入できなかった株がどうしても欲しいと思えば、再注文をして購入を試みることも可能です。